「ポスティングで反応率が上がる方法が知りたい」「反応してもらえる捨てられないチラシを作成したい」
こんな疑問について解説いたします。
現在ポスティングでチラシを使った集客をしているけど、配布方法や配布エリアも最適な設定にも関わらず、いまいち満足行く結果が出ないと悩んでいませんか?
GISエリアマーケティングや高度な配布方法で従来より効果の高いポスティングが可能になりましたが、さらにポスティングの効果を追求するには、ポスティングされることを考えたチラシを作成する必要があります。
そこで今回はポスティングで見られる確率を上げて捨てられないチラシの作り方をご紹介します。
ポスティングで反応率を上げるには
ポスティングは、住宅のポストに直接チラシを届けるという独自の宣伝手法であるため、受け取り側のポストの中を確認する習慣から必ず一度はチラシを見られるという特徴があります。そのため、確認される際にチラシにどれだけ反応してもらえるかが鍵になります。手にとってもらった時に内容を瞬時に伝えることが、気づいてもえる捨てられない反応率の高いチラシを作るポイントになります。
ポスティングはポストへ直接チラシなどの広告を届けますが、受け取る側がチラシを見るタイミングと確認にかかる時間は、一戸建てとマンションでは違いがあります。
一戸建では、ポストの中のチラシを取りに行った際に、その場にゴミ箱があるわけではありません。そのため、室内に持ち帰ってから興味のあるチラシがあるか判断するため、比較的ゆっくりと目を通される可能性があります。次に、マンションではポストのすぐ近くにゴミ箱が設置してあることが多いので、その場ですぐ確認されて必要なければその場で捨てることができます。
このように、どちらかといえば一戸建てのほうが見れらる確率が高い様に感じますが、どちらもポストを開けて中にある複数の広告類を1つ確認するのに、およそ0.5秒〜2秒ほどになるため、瞬時に判断されることには変わりはありません。
これは何かのキャンペーンかな?と反応してもらうには、まずは気づいてもらえなければいけません。そのため、この数秒にできるだけ自分に有益な情報なのかを気づいてもらうことがポスティングのチラシでは重要になります。
反応率を上げる捨てられないチラシの作り方
反応率の高いチラシを作るには、チラシの作成段階からポスティングを意識して、ポスティングされることを考えたチラシを作成する必要があります。ポスティングで反応率が上がるチラシを作るコツをご紹介します。
反応してもらえるデザイン
ポスティングされたチラシを見てもらうには、チラシを手に取って確認した時に、そのチラシが何のチラシなのかひと目で伝えなければいけません。そのためには、一番伝えたいポイントを目立たせ、目に入る場所にレイアウトしたチラシデザインを心がけましょう。必要な情報かわかる、興味をもたせることを意識して、少しでも反応してもらえる確率を上げる必要があります。
チラシが折られる事も考える
ポストの中にある複数の広告を確認する時は、ほんの数秒で確認していくためチラシ全体を見てもらえるとは限りません。そのため、チラシで伝えたいことがひと目でわかるように、しっかりと目立たせて伝わる言葉を選択しましょう。
ポスティングでは一般的にはチラシは折らないことが多いですが、B4サイズくらいの大きさになるとよ折らなければいけない場合があります。両面にデザインがある場合は表と裏を決めるのは基本ですが、折られる場合も表と裏を決めて、見てもらいたいデザインは表側に記載し、折ったときの表面も指示しましょう。
また、キャッチコピーはチラシなどでいちばん重要なポイントになるため、ちょうど折り目になる部分にキャッチコピーがかぶらないようにしましょう。折り目で文字が分割されて文字をひと目で判断することができずにチラシを開いて確認する前に捨てられてしまう恐れがあるので、一番伝えたい部分は必ず見えるレイアウトにするようにしましょう。
チラシの紙質や種類を変えて興味をもたせる
サイズや紙質で変化をもたせることも、他のチラシと差別化できるため効果的な方法です。一般的なチラシとは、サイズや質感を変えてみることで、チラシとは違った感覚を感じさせることができるため、手に取ってもらった時これはなんだろうと興味を引くことが可能です。
例えば、丈夫な紙質で質感も変えてみることで、手に取った側は一般的なチラシとの違いを感じ、内容を確認しようとします。さらにその紙質からしっかり内容を見なければ捨てづらいといった心理的効果も与えられます。
次にポスティングでは、チラシに限らずパンフレットやカタログもポスティングできるため、チラシ以外の種類を使用してみるのもおすすめです。飲食店や美容室のメニューや料金表などの情報を整理して表現できる3つ折りのチラシや、会社のサービス認知にパンフレットタイプを使ってみたり、目的に合わせて種類を変えてみましょう。
捨てられない工夫
ポスティングされるチラシやパンフレットなどは紙媒体のため、誰でも手軽にチラシを保管できます。その特徴を生かしてチラシに捨てられない工夫をしてみましょう。
できるだけチラシを捨てられないようにするには、クーポンや粗品などのなにかしらの特典や情報を付与することが効果的です。チラシを保管してもらえることで、いつでも手元に置いておくことができ、その時に必要がなくても必要になったとき利用してもらえるのを期待できます。
クーポンで特典を付ける
飲食店のチラシでよく見かけるクーポンは、チラシに割引などの特典を付けられる方法として人気です。クーポンがついていることで、チラシを見た時にすぐ食べることがなくても、「今度食べよう」「家族に聞いてみよう」と、すぐには捨てられることがなく、クーポンがないと特典を受けれないため、捨てられる確率を低くする効果があります。また、チラシなら簡単に保管しておけるため、必要な時になったらすぐ使えるクーポンとも相性が良いでしょう。
料金表や問い合わせ先を記載する
クーポンの他にも、出前のメニューや水道業者のマグネットなどのように、チラシに料金表や問い合わせ先を記載するのも効果的です。このようなチラシは必要な時にすぐ利用できるよう保管してもらえるメリットがあります。
最近は、インターネットで調べれば、すぐに会社や店舗の情報を確認して記録することが可能ですが、パソコンなどが苦手な人やシニア層にとっては、このような作業を簡単にできるとは限りません。しかし、チラシなら誰でも情報を閲覧できて保管し、必要な時に使用することができるため、インターネットを利用しない層にも使用してもらえます。
チラシに付加価値を付ける
ポスティングではチラシにティッシュや試供品を付けたタイプの広告も配布可能なため、付加価値をつけることで捨てられる確率を低くすることができます。ポストの中にある広告類を瞬時に確認する時は、ざっくりと目を通していくため、自分にとって気になる情報だと思わなければ、チラシの内容にまで目を通すことは少ないです。
しかし、ティッシュなどをチラシに取り付けることで、そのチラシを確認するきっかけを作ることができます。また、紙だけのチラシと比べて形が目立つため他のチラシとの差別化もできて気づかれやすい効果もあります。
さいごに
ポスティングはチラシなどの広告を使用した集客方法として代表的な手法となりつつあり、その集客力も注目されています。チラシを使用した宣伝にポスティングをメインに利用するのであれば、ポスティングされることを前提にチラシを作成してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したチラシのコツを参考に見られる捨てられないチラシを作って、さらに効果的なポスティングを実践してみましょう。
少しでも興味を持ってもらいきっかけ作る
ポスティングはこちらから一方的に情報を発信するタイプのアウトバウンドマーケティングになりますが、CMも似ている宣伝公告の一つになります。どちらもランダムに与えられる情報に対して興味のある人もいれば、無い人もいるわけですから、そこでどれだけ印象を残せるかが大事になってきます。
CMでは、人気の芸能人を起用したり、面白い内容のCMで印象づけることで、その商品を知らなかった興味なかったという人でも、これがきっかけでその商品を知って興味を持って購入してもらえるのを期待することができます。
このような方法はポスティングにも利用することができます。ポスティングでは届けられた情報を一度は手にとって見てもらえるため、CMのように何かしらのきっかけで気づいてもらうことで、その内容に興味を持ってもらえる可能性があります。
そのため、チラシにも様々な工夫を行うことで、見てもらえて捨てられない、潜在層にも訴求力のあるチラシをを作ることができます。何千、何万単位でチラシを配布するポスティングでは、少しでも見てもらえる確率を上げることは重要で、反響にも影響する部分のため重要なポイントになります。